技術コラム
COLUMN銅のように柔らかい素材であっても治具を作ることにより、
変形することなく図面寸法通りの加工を実現することが出来ました。
薄肉形状のワークの場合、チャッキング方法によって
歪みが発生してしまう。歪み発生を防止しながら
要求精度を満たそうとした場合、図のような
はめこみ式の治具は有効である。はめこみ式の治具を
はめた状態で加工することで、加工時の荷を受ける箇所を
点から面に緩和することで歪みを防止できる
当社の製品事例の紹介
真空装置 チャンバー
本製品は、産業機械に使用される銅部です。外径84、長さ60ミリで手のひらサイズだが、内径にφ61×40の加工があり、外径と内径の厚みは、片肉10ミリとなります。一番薄い部分で厚み2ミリに達する箇所もあり、旋削工程後の、フライス加工時のチャッキング方法が難しいく、把握力が強いと曲がってしまい、弱いと加工時にワークが動き、結果的に加工不良となる可能性がありました。そのため、薄肉のワークは、加工の障害にならない箇所を把握し、かつ適切な把握力でクランプすることを行いました。
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